たしかに、最初って、何からどう始めていいか、よく分からないですよね。
しかも、中高6年間も英語をがんばったのに、あまり話せないので、「一体、どれだけ英会話をやればいいのか?」と不安になってしまうのも当然です。
しかし、今回は、6年もかけずとも、6ヶ月で英会話をがっつり上達させる方法をシェアしていきます。
その方法の裏づけは、のちほど。
その前に、まずはネタバレで…
1分で要点!
★手っ取り早く結論 = 半年で外国語(英語)をマスターするためには【5原則と7つの行動】が必要
この【5原則と7つの行動】について、1つ1つ解説していきます。
これからの英会話の道のりで迷われないように、頑張るあなたへの1つの道しるべになれば幸いです。
よろしくお願いしますm(_ _)m
☑ 本記事の内容(メリット)
- 半年で上達するコツがわかる
- 半年での具体的な学習の流れもわかる
- 半年後の自分にワクワクしてくる
☑ 本記事の信頼性
- 元イーオン英会話講師
- TOEIC980点
- 慶応義塾大学SFCにおいて:
第二言語習得研究に関する優秀賞を受賞
【実際の英会話の実力】
以上の「理論・研究」 と 「実践・現場」の両面から記事を書いています。
ちなみに、元々、私は、20歳以前は…
- センター試験で偏差値40台
- カタコト英語
で、全く英語が話せませんでした。身振り手振りと、知っている英単語を単発で連呼するだけでした。
英会話力が本当にゼロだった私でも、20歳(成人)以降から本格的に英会話に独学で取り組み、上記の音声レベルまでには上達しました。
ですので、ラクな道ではありませんが、あなたも、今から英会話を始めても確実に上達できます。
一緒に頑張っていきましょう!!
目次(クリックで移動 )
どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法
「半年で外国語マスター」で有名なTED動画は、以下の、クリス・ロンズデール氏(ニュージーランドの言語学者)による研究成果プレゼンです。
早口で軽快なプレゼンですが、とても分かりやすいです。
どんな外国語でも半年でマスターしてしまう方法 | クリス・ロンズデール | TED x Lingnan University
お急ぎ用!
動画の要点【ピックアップ】
言語習得には、才能は関係ないが、基礎と自ら学ぶ意志がないと、いくらネイティブ言語環境に飛び込んでも言語は身に付かない
6ヵ月で言語をマスターするためには【5原則と7つの行動】が必要(「6:59」から1つずつ解説)
このクリス氏の研究成果について、さらに踏み込んでみましょう。
半年で外国語(英語)をマスターするための【5原則と7つの行動】とは?
- 自分に関係のある言語内容にフォーカスする
- 初日からコミュニケーションの道具として新しい言語を使い出す
- 言語をメッセージとして初めて理解すると、無意識でも言語習得ができるようになる
- 言語習得を身体的なトレーニングととらえること
- 健全な精神状態が大事(α波が出ているようなリラックスしつつも集中できてる状態がベスト)
この5つの原則を踏まえた上での、7つの行動。
行動1
脳を浸すように大量に聞く
※ただし、言語をメッセージとして理解できる基礎があることが前提。
行動2
最初に意味を取ること
※文字だけに頼らず、すでに知っているパターンや、ボディーランゲージなどの情報も使う。
行動3
ミックスする
※例えば、10動詞・10名詞・10形容詞をミックスするだけで、1000通りの表現が可能。
以下のように、、、
※クリス・ロンズデール氏のTED動画内「13:40」より抜粋
たった10語ずつの、トータル30単語だけで、単純に1000通りの表現ができます。
行動4
コアの3000語さえ使えれば、98%をカバーできる
基礎1000語が、全体の英会話の85%(3000語でなんと98%!)を占めているというデータが示されています。
コアの習得例は、、、
☑ 1週間目: ツールとなるフレーズを習得しておく
Ex. もう一度言ってください。 分かりません。 どういう意味ですか?
☑ 2~3週間目: 赤ちゃんが使うようなシンプルな代名詞、よく使う動詞や形容詞
Ex. あなた、それ、私、ください、熱い
☑ 4週間目: 接着剤のような接続詞
Ex. でも、そして、だから
ここまで習得すると、ようやく「話す」ことが可能になる。
行動5
言語の親を見つける
※親のように温かく言語の成長をサポートしてくれる人を見つける。
行動6
ネイティブスピーカーの発音の顔をコピーして真似する
行動7
心的イメージへの直接的なつながりを創る
※母語を介さない理解回路をつくる。
例えば、、、
「Fire ⇒ 火 ⇒ 火のイメージ」だった理解の流れを、「Fire ⇒ 火のイメージ」のように直接ひもづけ直していく。
そして、英単語・フレーズの聞き取りや発話使用の反復により、そのひもづけたパイプをさらに太くしていく。
そうすることで、心的イメージへの英語との直接的なつながり(母語の日本語を介さない理解回路)をつくっていくことができます。
つまり、頭の中で、和訳せず、英語を英語のまま理解し、日本語を介さずに英語を発話できるようになるわけです。
評価基準は、、、
この研究論文のP15(英語上達レシピ)にある「外国語学習成功者に共通する31の方略と5つの示唆」との一定の整合性が取れているので、「5原則・7行動」は、日本人にとっても一定の再現性はあると言えます。
※もし判断基準を確認したい場合は、量が多く重いので、その「英語上達レシピ」だけでOKです。
たしかに、そうですよね。
正直、キツい。
とくに、お忙しい社会人の方にとっては、理想値に近いですね。
しかも、恥ずかしがる国民性もあいまって、初日から、失敗を恐れずガンガン話せる人も少数派ですし。
1つの提案としては、20時間メソッドを活用する方法があります。
具体的には、1ヵ月(20時間)を1サイクルにして、以下の記事で解説しているカンタンな英語学習方法を、6サイクル(半年)やる。
そして、この20時間メソッドでの学習内容をベースにしつつ、この5原則7行動もなるべく実践していくようにする。
そちらの方が、より具体的、かつ、現実的ではないでしょうか?
こちらをCHECK(タブで開く)
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【20時間で】英会話の初心者が、爆速で上達するコツ【超短期集中!】
☑ 手っ取り早く結論 = 「20時間メソッド」の活用です。より具体的には、、、
【6時間】かけて、まず、コアの5種類の英語発音を特訓 ⇒ 【10時間】かけて、パターン練習 ⇒ 【4時間】かけて、その練習の成果を英会話レッスンなどで試し、改善。
以上です。
続きを見る
最後に
半年って長いようで、やっぱり長いです。
ですので、半年間の挑戦自体が、すでに価値があります。
その一歩をふみ出して、半年後の理想の自分に会いに行きましょう!
【お持ち帰り用】まとめ
半年の道しるべ
- 上達のコツは、【5原則と7つの行動】
- 20時間メソッドを活用して、6サイクル(半年)行う方が現実的
- そのサイクル中に、【5原則と7つの行動】も実行していく
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