本当にキツいですよね、
モンスター化した子供たちを教えるのって,,,。
一見、どんな手を使っても、どうしようもない様に感じてしまいます。
しかし、わずかながら、効果的な方法を発見しました。
実際に使ってみて効果があった5つをご紹介します。
頑張るあなたのお役に立てれば幸いです。
その前に、まずはネタバレで…
1分で要点!
5つの対策(結論)
- (即効性が高い順)
- まずは、仕組みで解決
- ナメられない
- 型はキープしつつも、型にこだわり過ぎない
- 自発性を伸ばす
- 子供を成長に導く3ステップ
よろしくお願いしますm(_ _)m
☑ 本記事の内容(メリット)
- うるさい生徒を、うまくレッスンに集中できるように導いてあげられる
- 即効性のある5つの対策がわかり、荒れたクラスを改善できる
- より楽しいレッスンにできる
☑ 本記事の信頼性
- 元イーオン英会話講師
- キッズ(小学生)のクラスも担当
情けない話ですが、
キッズクラスの中の1クラスでは、
子供たちが、うるさくなり過ぎてレッスンの進行をコントロールできていませんでした。
肌感としては、その1レッスンで、通常の3レッスン分のエネルギーが一気になくなるほど大変なクラスでした。
そんな状況下で授業参観があり、保護者様から、以下のような、厳しいお言葉を直接いただきました。
ショックでした。
退勤後、職場前のカフェで、2時間ほど動けなくなるほど苦しみました。
「止まっていてもレッスンがよくなるわけではない。」
そう思い、頼れる上司や同僚のアドバイス、ネットの情報などをもとに、とにかく思いつく対策を全て実行しました。
必死でした。
そのかいあって、徐々に、レッスンの進行もコントロールできるようになり、生徒たちも、より集中して、より楽しくレッスンに参加してくれるようになりました。
そして、レッスン最終日、、、
この手紙をもらいました。
不覚にも、涙してしまいました。
やってきたことはムダではありませんでした。
その中から、効果があった対策をシェアしたいと思います。
1つでもあなたのお役に立てれば幸いです。
【対策1】まずは、仕組みで解決
「先生から生徒」への直接的なアプローチの前に、
まずは、仕組み(スケジュール・環境・ルール)で、
うるさくなってしまう問題の解決を試みます。
なぜなら、直接的なコミュニケーションの質を高める以前に、そのコミュニケーション自体を生み出している根本のルール・仕組みを変える方が、より根本解決につながりやすいからです。
具体例1
うるさくなってしまう子供同士を、別々のクラスに振りわける。
※スクールや保護者様のスケジュール管理上、難しいケースが多いですが、一考の価値はあります。
具体例2
席の位置を替える(うるさくなってしまう子供同士を離す)。
具体例3
窓が多く外部刺激が入ってきて集中できないようなら教室を替える。
具体例4
「ホワイトボードに絵を描かない」などのルールを明確に伝える。
などなど。
まずは、一歩引いて、運営側からのアプローチを試みます。
【対策2】ナメられない
☑ レッスン進行のコントロールを取れていない = 子供たちにナメられて主導権を取られている
という場合があります。
落としたペンなどを拾っていませんか?
普段はとても温厚な尊敬する先輩講師から一度だけ強く叱られたことがあります。
それは、、、
「子供が落としたペンを拾うな。」
ということです。
たしかに、荒れているクラスでは、子供たちがペンや消しゴムをよく落とします。
これって、実は、無意識に、先生にモノを拾わせる(召使い行為をさせる)ことで、子供たちがマウント・主導権を取ってきているんです。
ですので、、、
また、ベストセラー『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本によると、
このペンを拾わせる行為を、子供たちによる安直な優越性の追求と見ることもできます。
くわしく
安直な優越性の追求とは、ひらたく言えば、、、
うるさくしたり、ペンや消しゴムを落としたりなど、ヤンチャな行動をすることで、注目を集めて特別な存在であろうとする欲求・行為のことじゃ。
グレて非行・不良行為を行ったり、暴走族の暴走行為なども、似た心理じゃな。
つまり、安直(ラク)な方法で、「自分は注目に値する」という存在価値を得ようとしている。
ということは、子供を叱ることで、実は、注目を与えてしまっているんじゃ。
2つ、できることがあります。
1つ目は、それでも、やはり正しく叱ってあげること。
本当なら、うるさくしてしまう子の劣等感のありかを見つけ、理解を示してあげて、プライベートレッスンなどの形で、自発的な学習を促すべきです。
仮に、全員をプライベートレッスンで受け持てれば理想的です。
しかし、先生主導のクラス・グループレッスンが主流であるのが現実です。
先生に主導権がなくなり、クラス崩壊してしまっては、他の生徒様の学ぶ機会を損ねてしまいます。
そういう現場のジレンマを抱えつつも、子供を操作しようとする、大人の都合のためではなく、
本当に子供のために、愛情をもって正しく叱ってあげる他ありません。
2つ目は、安直な優越性の追求に走らせてしまっている子供の不安と勘違いを取り除くことです。
つまり、
褒められたり、叱られたり、常に注目を集めるような特別な存在じゃないと、自分は両親や先生から認められないんじゃないか、、、
という不安と勘違いを取り除いてあげることです。
具体的には、以下の内容を伝えてあげてみて下さい。
がんばった結果が、普通以下だったとしても、結果に関係なく、すでに、あなたという存在自体に価値があるし、今がんばって前に進もうとしていること自体に価値があること。
「普通」は、無能や劣っていることではなく、成長過程であるし、過程での真剣な頑張りにこそ価値があるから、堂々と普通であればいいこと。
だから、ムリして、褒められたり、叱られたりして、注目を集めて特別であろうとしなくてもいいこと。
これらを、打算抜きに、心を込めて伝えてあげられれば、こどもの自由な自発性が育ち出すはずです。
その子自身が、思い込みの劣等感と不安を手放して、ありのままの自分自身を受け入れられるように、どうか導いてあげてください。
はい。
以下の、【対策4】自発性を伸ばす にあります。
子供たちへの意図したメッセージではありませんでしたが、参考にはなるかと。
筋を通して、ちゃんと叱る(計画的に)
騒ぐ子供に、「次、うるさくしたら怒るからね」と事前通告して、筋を通します。
そして、
また騒いだら、子供たちが震えあがるほど大きな声で、心を鬼にして本気で怒ってあげてください。
ココに注意「1」
■ 隣のクラスにも支障が出るほどの声量になるのは想定できたので、私が計画的に怒ったときは、事前に他の先生方に「今日、怒るので、よろしくお願いします」と事前通達しておきました。
ココに注意「2」
■ あまり信頼関係が築けていないうちに、怖がらせるほどに怒ってしまうと逆効果です。その場合は、以下の【対策5】を先に実践してみてください。
■ また、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の疑いがある場合は、先生一人で抱え込まずに、スタッフにも相談して上記の「仕組みで解決」してください。
ここではサラっと、2文ほどで片付けていますが…
正直、私も、すぐには怒れませんでした。
「子供たちとの関係が壊れてしまったらどうしよう。」
「そもそも、心を鬼にしきれるのか、、、」
といった不安や葛藤があり、3ヵ月ほどかけて、覚悟を固めました。
すぐにとは言いません。
他の対策でも効果が薄かった場合の最終手段としてでも構いませんので、
じっくり覚悟を固めて、子供たちのために、しっかり怒ってあげてください。
案外、子供たち(特にヤンチャな子)って、潜在的に、
「自分から悪さをして怒られたり痛い目を見て、【世の中でダメなこと】を小さいうちに肌感覚で学んでおこう」
という生存戦略が好奇心の中に入ってる気がするんです。
そして、保護者様もそれを望んでいるケースもあります。
実際に、私が生徒たちを、激しく怒った後、保護者様にもその経緯を説明しました。
クレームになるかと恐れていましたが、
逆に、
「いえいえ、もっと厳しく叱ってやってください!」
というお言葉をいただきました。
ちなみに
先述の、『嫌われる勇気』というアドラー心理学の本によると、
大人の操作欲がひそむ「賞罰教育」では、、、
子供たちが、褒められたり、叱られないと行動できなくなり、自発性が育たなくなる面が指摘されています。
いわば、他人によってしか満たされない承認欲求のドレイ化というリスクがあります。
たしかに、子供の自発性・自由を最大限に尊重するシュタイナー教育や、プライベートレッスンであるならば、
教師と生徒が、対等な関係において、子供が自由に学ぶことが可能です。
※自制心が育った高校生以上の小人数クラスでも、可能です。
ただ、現行に広く採用されている、教師が主導してレッスンを行うスタイルにおいては、
とくにエゴが暴走しがちな小中学生の、学級崩壊・クラス崩壊のリスクの方が大きい。
そのため、どうしても、賞罰教育に頼らざるをえません。
ですので、「しつけ」という発想や、「マウント」「権力争い」に発展しやすい上下関係の教育スタイルということを理解した上で、
できるだけ、対等な関係を築けるような意識と努力は必要かと。
また、私自身が、小学生3年生の時に、当時の先生に宿題を褒められたことが「きっかけ」で、勉強への自発性が芽生えた経験があります。
今でも本当に感謝しています。
ですので、一概に、褒めることは「悪」ではないはずです。
たしかに、子供を操作して、ムリヤリ勉強させるために、褒めたり叱れば、自発性は育ちません。
ですが、「あなたをちゃんと見ています」という愛情表現であれば、褒めるのも叱るのも、
(とくに自制心が育つまでの)子供にとっては心の栄養や「きっかけ」になると、私個人は、経験上、そう思っています。
【対策3】型はキープしつつも、型にこだわり過ぎない
☑ 型はキープしつつも、型にこだわり過ぎない
この言葉も、非常に有能なアメリカ人の先輩講師からいただいたアドバイスです。
各レッスンには、レッスンのストラクチャー・フロー・型があるはずです。
ただ、子供は、「大人の予定調和」を簡単に壊してきます。
ですが、それは必ずしもワルいことではありません。
単調なレッスンよりも、そういう脱線して、ふくらみのあるレッスンの方が、生徒たちも、私たち先生も楽しいですし!
その予定調和の脱線を一緒に楽しんであげましょう!
切りがいいところで、ストラクチャーに戻れば問題ありません。
「〇〇先生って、楽しい!」
って思わせたら勝ちです。
ココに注意
■ レッスンのストラクチャーは、「平均的な生徒」を想定して作られているため、個性豊かな目の前の生徒にはフィットしない所もあるはずです。
また、先生自身がよかれと思って行う内容も、生徒からしたら不要で、嫌がられるケースもあります。
目の前の生徒をよく見て、同じ目線に立って、寄り添ってあげてください。
そうすれば、あなたの生徒だけの最適解が見えてくるはずです。
1番大事なことは、「100%」型通りにレッスンを行うことではなく、目の前の生徒が楽しく成長していくことです。
そこで、よりレッスンが楽しくなる【工夫3つ】をご紹介します。
工夫3つ
- ゲーム・クイズを増やす
- リアリア実例
- 「だよね~!」という【魔法の導き】
ゲーム・クイズを増やす
子供たちは、ゲームが大好きです。
レッスンの型に元々組み込まれているゲーム以外にも、ゲーム性を持たせることで、より楽しいレッスンになります。
例えば、
英文を模写させるパートでは、ただ写すだけではなく、
最後の1分だけは、ストップウォッチでタイムトライアルにして、
「誰が1番たくさん書けるか」というゲームにします。
すると、「普段ふざけたり、うるさい子のほうが、逆に燃えて集中し、1番多く、かつ、上手に書いてしまう」なんてこともザラに起こります。
このように、
【子供たちを叱って静かにさせる】指導法だけではなく、
【有り余る元気の放出方向を変えてあげる方法】も、かなり効果的です。
リアリア実例
子供たちは、自分が中心(主人公)になって、学び成長します。
ですので、「リアリア(実物教材・実際の日常生活に結び付けた事例)」を意識すると、子供たちは、より自分事としてレッスンに参加してくれます。
例えば、テキストの例文をそのまま使わずに、、、
先生:「みんなの家の冷蔵庫には何がある~?」
子供:「ぶなしめじ~!!!」
実際に「ぶなしめじ」という妙にリアルで渋い解答に、笑いが起こり、そのレッスン中、リアリア実例として使い倒しました。楽しかったです(^^)
※活用する際は、"I like Bunashimeji." などのように、例文の目的語や主語に、リアリアの単語を入れるだけです。
「だよね~!」という【魔法の導き】
コレも、先輩講師の必殺技でした。
子供たちにレッスンのポイントを伝えた後は、そのポイントに関する、簡単な質問をたくさん投げかけます。
例えば、
日本語がOKのレッスンであれば、、、
(※レッスンのポイント:複数形)
先生:「この絵のリンゴは、1個?2個?どっち~?」
子供:「2個ーーーーー!」
先生:「だよね~!お、じゃあ、2個ってことは、最後にsが付く?付かない?」
子供:「つくーーーーーー!」
先生:「正解!みんな、すごい!!」
などのように。
そして、生徒たちに、たくさん正解させてあげてください。
正解を褒めてあげつつ、「だよね~!」と相づちを入れることで、子供たち自身がレッスンを自ら進めている感覚に導きます。
また、正解できることで「できた体験」も増え、褒められることで自信もつき、子供たちがより楽しくレッスンにも参加してくれるようになります。
【対策4】自発性を伸ばす
☑ 宿題は、子供たちの自発性・モチベーションを映し出す鏡(バロメーター)です。
あるレッスンの最後に、不意に、私が生徒5人に対して、
「自分で考えられるみんなのこと、先生は、大好きだよ。」
と何気なく伝えました。
そうすると驚くことが起こりました。
今まで自習室で自習なんてしたことなかった子供も含め、全員が、自分から自習室で勉強していたんです。
私だけではなく、他の先生方・スタッフまで驚いていました。
宿題をイヤがる子に、ムリに「やれ!やれ!」と押し付けるよりも、、、
その子のいい所・できたところを、心から褒めてあげる方が、自発的に動きたくなるわけです。
それって、子供だけじゃなくて、我々、大人もそうですよね?
宿題をやってこない子供には、その子自身に、「どこまでできるか?」を自分の言葉で教えてもらう方が、その子自身の自発的な学びにもつながります。
子供の意志を尊重してあげてください。
また、送迎時などで、保護者様も巻き込み、保護者様と先生と子供の三者間で、宿題やレッスン態度に関して、小さな「お約束」を結びます。
ご自宅でも、保護者様のケアが及びますし、1つずつ小さい「お約束」を一緒にクリアしていくことで、三者の信頼関係も徐々に育っていきます。
心の不安をケア
子供が、心の不安を抱えているケースもあります。
それは、自発性以前の問題です。
ある子が、おばあさんの葬式直後のレッスンで、心が不安定な状態で、ずっと頭を壁に打ち続けている時がありました。
ムリしてレッスンに参加させることはありませんでしたが、これは学習以前の問題です。
これは一時的な実例ですが、慢性的に、他の子に比べて学力的に遅れを取っていて苦しんでいる子、クラスに馴染めない子もいます。
その解決のヒントは、保護者様・家庭環境にある場合が多いです。
なぜなら、距離の近い親子の性格や思考傾向は非常に似ていますし、保護者様の抱えている悩みが、子供に影響している可能性が高いからです。
ですので、送迎時には、保護者様とのコミュニケーションを厚くすることで、子供の不安の原因が見えてくることがあります。
ちなみに
■ 保護者様の共通関心事は、「支払ったお金の対価としての、我が子の成長があるかどうか」です。そこを抑えて、毎回のレッスンで行ったこと、成長しているポイントを日ごろからまめに伝えていくことが、親御さんからの安心や信頼にもつながります。
ちなみに2
■ 保護者様からのクレーム・苦情は、「まだ」あなたやスクールが改善してくれる期待を持ってくださっている証拠です。なぜなら、あきれた人は静かに去っていくものだからです。クレームは、自分を正す鏡であり、改善のチャンスと前向きにとらえて、可能な限り改善してください。
【対策5】子供を成長に導く3ステップ
step
1子供のありのままを受け入れる
step
2子供の関心に関心を持つ
step
3堂々と導く
このように色々と効果のあった対策を、私なりに組み合わせてフロー化してみました。
ぜひ使ってみてください!
step
1子供のありのままを受け入れる
打算的に、
「静かにさせて、宿題をムリヤリやらせるために、しょーがないから話を聞いてやるか」
というスタンスだと、子供にはバレます。
子供は思考力が弱い分、直感は強いので。
そうではなく、先生自身の打算やエゴを手放して、子供の目線でまっすぐ向き合い、そして、隣で同じ景色を見る感覚で接する。
これが難しい場合は、実際に物理的にヒザを折って、子供と同じ目線の位置で会話する回数を増やしてみてください。
これが最初の一歩です。
【Step1の裏付け】
◆個人的に敬愛するカリスマセラピスト・石井裕之(いしい・ひろゆき)さんの音声。
≫ 引用元:石井裕之氏のダイナマイトモチベーション6ヶ月プログラム(通称:DM6)
※DM6の4ー3「相手を変えようとしてはいけない」(10:15~13:25)からの抜粋。
お急ぎ用!
音声の要点【ピックアップ】
相手を導く前に、まずは、相手を受け入れる所からスタートする
※テクニックは二の次。
step
2子供の関心に関心を持つ
私の生徒で、クラスに馴染めず、レッスン中に、拒否行動を繰り返す男の子がいました。
そんな時、以下のYoutube講演家・鴨頭嘉人(かもがしら・よしひと)さんの動画に出会い、その鴨頭さんの教えを実践して、その子の関心に関心を持ってみました。
レッスンが始まる前に、学校や家での雑談をしてみました。
その雑談の中で、彼は、最近「荒野行動」というスマホゲームにハマっていることを教えてくれました。
私も、家に帰って、早速、ダウンロードして1回プレイしてみました。
チュートリアルもやってなかったので、素手で銃を持つ相手に突っ込み、瞬殺されましたが,,,。
そのことを彼に伝えてみたら、今まで大人しい子だと思っていたのがウソのように、喜んで荒野行動について熱く話してくれました。
☑ それ以来、レッスン前の最初の挨拶は、毎回、「今日は何キルしたの?」になりました。
また、レッスン外でも、漢字ドリルなど他の宿題も見せに来てくれるようになりました。
こうして彼との信頼関係(ラポール・承認の土台)が徐々に築けたわけです。
つまり、彼の中での、「日常からちゃんと見てくれてる」という感覚が育ったわけです。
ご想像どおり、彼のレッスンへの意欲も高まりました。
なにより、楽しそうな笑顔が増えてよかったです(^^)
【Step2の裏付け】
(※過去動画が消えてしまったため、同様の内容の別動画です。)
お急ぎ用!
動画の要点【ピックアップ】
承認の土台(普段から見てくれているという感覚)を築く
※そうすれば、褒めても、叱っても受け入れられる。
そのためには、まず「相手の関心に関心を持つ」
また、以下の鴨頭さんの言葉も、大事にしていました。
「今のみんなを信じてるんじゃない、未来のみんなのことを信じてる。」
私も、それを実践して、
「宿題やってくること、先生は、信じてるよ。」
と、普段あまり宿題をやってこない生徒に伝えてみました。
結果、、、
宿題をやってきてくれませんでした。
おそらく、その言葉の裏に、打算があったからかもしれません。
もしくは、その言葉や想いが、子供の心に届くのにもっと時間がかかるのかもしれません。
簡単じゃないです。
うまく行かない時も多いです、実際。
それでも、根気よく待ち、子供たちの成長を見守ってあげてください。
step
3堂々と導く
相手を受け入れ、信頼関係を築けたら、堂々と導いてあげましょう。
そもそも「うるささ」は「楽しいレッスンのもと」でもありますので、
抑えつけるよりも、うまく導いてあげてください!
具体的な導き方として、上記の【対策2、3、4】を、このStep3の段階で行うことで、さらに効果が増します。
☑ また、レッスンでは、「説明ではなくプレゼン(プレゼント)すること」が大事です。
つまり、あなたの言葉によって、「相手の頭の中にどのような像を結んであげられるか?」が大事です。
そのためには、、、
相手の頭の中にある、「言葉、関心、世界観」を使う必要があります。
例えば、
「Notは否定」 ← 大人なら「否定」という言葉はわかりますが、子供たちには意味不明です。
「否定形」のレッスン中に、先ほどの「荒野行動」好きの彼が、
「Notって、しんやつ!」(※「~しない」目印という意味)と発言してくれたので、それ以来、
【Not(しんやつ)】という言葉を使うようにしました。
Notが出てくるレッスンでは、それを大きくホワイトボードに毎回書くようにしたので、彼も鼻高々でしたし、
自発性の種である「わかった体験・できた体験」にもなりました。
あとは、上記の【対策3】でご紹介した「リアリア実例」も有効です。
「昨日何食べた?」
「昨日テレビで何見た?」
「飼ってるペットの名前は何?」
など、子供の頭の中にある言葉を引き出して、例文などで使ってみてください。
きっと、子供たちが、レッスンを「他人事ではなく自分事」と感じる機会が増えるはずです!
【Step3の裏付け】
◆教育改革実践家・藤原和博(ふじはら・かずひろ)さんによるレクチャー。
「たった一度の人生を変える勉強をしよう」
※38:25から「プレゼンの極意」
お急ぎ用!
動画の要点【ピックアップ】
「相手の頭の中にある言葉」を使って情報を伝えると、必ず伝わる
※なぜなら、その内容を、相手は自分の考えだと思うから。
例えば、子供に「希少性」という概念を伝える場合、「レアカード」という言葉に変換・編集してから伝える
以上が、「子供を成長に導く3ステップ」でした。
step
1子供のありのままを受け入れる
step
2子供の関心に関心を持つ
step
3堂々と導く
お疲れ様でした。
色んな対策があって迷ってしまうかもしれません。
ですので、まずは、
1つだけ
ピンと来たものを試してみてください!
【お持ち帰り用】まとめ
- まずは、仕組みで解決
- ナメられない
- 型はキープしつつも、型にこだわり過ぎない
- 自発性を伸ばす
- 子供を成長に導く3ステップ
- (即効性が高い順)
こちらもCHECK(タブで開く)
-
【中学生の場合】今すぐ静かにさせたい!英会話レッスンで、うるさい生徒への対策5つ【1つでOK】
☑ 手っ取り早く結論 = うるさい生徒への対策5つ。
「対策1」まずは、仕組みで解決
「対策2」ナメられない
「対策3」型はキープしつつも、型にこだわり過ぎない
「対策4」自発性を伸ばす
「対策5」子供を成長に導く3ステップ
続きを見る
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